矯正歯科治療について

矯正歯科とは？

歯並びが不揃いであったり、上と下の顎の歯がきちんと噛み合っていない状態を「不正咬合（ふせいこうごう）」と言います。

矯正歯科では、こうした悪い歯並びや噛み合わせを改善し、キレイな見た目やしっかり噛み合う状態に整える治療を行います。ワイヤーやマウスピースなどの矯正装置を用いて、歯やあごの骨に力をかけて徐々に歯を移動させ、歯並びと噛み合わせを治していきます。

歯の矯正治療に年齢制限はありません

歯列（歯並びの）矯正治療は、健康なお口の状態であれば基本的に何歳からでも始められます。矯正歯科は大きく分けて、子どもの頃に行う小児矯正と、大人が行う成人矯正がありますが、最近では就活や婚活、美容や健康のために歯の矯正治療を希望される方も増えてきています。

歯並びや噛み合わせが悪い状態（不正咬合）をそのままにしていると、口元の見た目だけでなく全身の健康にまで問題が生じやすいことが分かっています。

美しさの為だけでなく、
健康の為に——。

不正咬合の状態は、体に様々な影響を与えてしまう可能性があります。そのため、矯正歯科治療では単に歯並びを良くするだけでなく、上下の歯できちんと噛み合う「正しい噛み合わせ」に導けるかどうかもとても重要です。

名古屋市・四日市・東京港区の歯医者「プルチーノ歯科・矯正歯科」では、審美改善（見た目の改善）という目的に加え、噛み合わせの改善まで重視し、ご自身の歯を一生涯使っていただくための矯正治療を行なっています。

“キレイになる”のはもちろん、“お口から体の健康”へとつなぐ矯正歯科をお届けしております。

歯が動く仕組みについて

なぜ矯正で歯並びが整う？
（歯が動くメカニズム）

歯科の矯正治療では、歯を支えている骨の代謝を利用して歯を動かします。
歯と歯を支える骨（歯槽骨）の間には、歯根膜と呼ばれるクッションの働きをする組織があり、矯正装置で歯に力を加わえると、圧迫された側の骨が吸収され、反対側にできた隙間には新しい骨が再生します。

この骨の吸収と再生を繰り返すことで、少しずつ動かしたい位置へと歯を動かしていくのが歯列矯正治療の仕組みとなります。

矯正治療で歯が動く流れについて
簡単に解説

1）矯正装置をつける

ワイヤーやマウスピースなどの矯正装置を装着して、動かしたい方向へと弱い力を歯に加えます。この力は、歯を支える歯根膜に伝わり歯根膜が伸縮します。

2）骨の吸収と再生

右側に歯を動かしたい場合、矯正装置で歯に右方向への力をかけます。
すると歯を支えている右側の骨が吸収され、反対側には新たな骨が作られていきます。

3）歯が移動する

骨を吸収する破骨細胞の働きと、新しく骨を再生する骨芽細胞の働きによって歯根膜の繊維のバランスが保たれ、力を加えた方向へと歯が動きます。
これを繰り返し、歯列を整えます。

１ヶ月で歯が動く距離やスピードは？

矯正治療で歯が動く量は、１ヶ月に0.3〜1mm程度です。
あまり早く動かすと歯根や骨を痛めてしまうため、矯正歯科医は患者様一人ひとりの状態に合わせて、その都度スピードを計算しながら少しずつ安全に歯を動かしていきます。

患者様の歯並びのデコボコの量は平均4.0mm程のため、歯１本を動かすだけでも１年以上はかかります。歯並びの乱れが軽度（デコボコが少ない）場合は、６ヶ月程で矯正治療が終わるケースもあります。

セラミック治療と矯正治療の違い

歯科の治療の中には、短期間でキレイな歯並びにするために歯を削ってセラミックなどの差し歯（被せ物）にする方法もあります。ただ、削った健康な歯質が元に戻ることはなく、長い目線で見ると歯の健康寿命を縮める結果へとつながる場合があります。

一方、矯正治療は人間に備わっている骨の代謝の働きを利用して、少しずつ安全に歯並びを整える治療法です。健康な歯を削ったり、神経を取ることなくキレイな歯並びに整えていくことができます。
矯正後は、噛む力もまっすぐ歯根に伝わるため、歯に不自然な負荷がかかることもなく、歯や歯茎の健康を保つことにつながります。

矯正歯科を検討中の方へ
（無料相談のご案内）

歯並びの矯正治療は、他の歯科治療と比べても長期間にわたりますので、ご自身に合う信頼できる歯科医院で治療を受けることが重要です。

クリニックの雰囲気や治療方針、ドクターの信頼性を確かめるためにも、まずは遠慮なくカウンセリングを受けてみられることをお勧めします。

名古屋市・四日市・東京港区の歯医者 プルチーノ歯科・矯正歯科 では「矯正無料相談」を随時実施しております。ご自身の歯並びに適した矯正方法や、治療にかかる期間や費用など、少しでも気になる事がありましたら、どうぞ遠慮なくご活用ください。