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糖尿病は早期発見が重要!30分のスクリーニング検査で健康寿命を伸ばそう
23.10.27
カテゴリ:医院からのお知らせ
糖尿病は、歯周病のリスクを上昇させるだけでなく、糖尿病患者となると網膜や腎臓、神経にまで深刻な障害をもたらす病気であるため、早期発見が重要となります。この記事ではそんな糖尿病の早期発見に役立つスクリーニング検査(HbA1c迅速測定)についてプルチーノ歯科神宮前院が詳しく解説をします。
皆さんは「糖尿病」をご存知ですか?生活習慣病の代名詞のような病気で、重症化させると全身に深刻な症状を引き起こすことがあります。プルチーノ歯科・矯正歯科神宮前院では、そんな糖尿病のスクリーニング検査を無料で行っております。
糖尿病ってどんな病気
糖尿病とは
糖尿病は、血糖値が高い状態が続く病気です。インスリンというホルモンの分泌量が低下したり、効果が弱くなったりすることが原因となって発症します。インスリンは、血糖値を下げることができる唯一のホルモンなので、その量や機能が低下すると血液中にブドウ糖がとどまり続けることになるのです。
糖尿病の種類
糖尿病は、1型糖尿病と2型糖尿病の2種類に分けられます。1型糖尿病は、インスリンを産生するβ細胞が壊れていくことで、血糖値の高い状態が続きます。根本的な原因は解明されていませんが、自己免疫の異常な反応によって引き起こされる病気であると考えられています。進行するとインスリンの産生量が絶対的に不足することから、注射によってインスリンを補う必要が出てきます。
2型糖尿病は、インスリンの分泌量が低下したり、その効果が現れにくくなったりすることで血糖値の高い状態が続きます。1型糖尿病とは異なり、過食や運動不足、肥満などが原因となります。つまり、生活習慣病に該当するのは1型糖尿病ではなく、2型糖尿病なのです。
糖尿病のリスク
糖尿病で、血糖値が高い状態が続くと、細い血管にダメージが蓄積していきます。その結果、以下の三大合併症のリスクが上昇します。
糖尿病性網膜症(とうひょうびょうせいもうまくしょう)
糖尿病で眼底の細い血管がダメージを受けると、視覚に障害が現れます。重症例では失明することも珍しくありません。
糖尿病性神経障害(とうにょうびょうせいしんけいしょうがい)
糖尿病では末梢の神経にもダメージをもたらします。足の神経の麻痺やしびれ、痛みなどに始まり、重症化すると細胞が壊死して、足を切断せざるを得なくなる場合もあります。
糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)
腎臓は、毛細血管の集合体なので、高血糖の状態が続くと極めて大きな負担がかかります。糖尿病の経過が長くなれば、腎臓の血管に障害が生じてその機能が失われます。最終的には腎不全へと陥り、人工透析が必要となるのです。
症状が悪化すると…
糖尿病を放置して悪化させると、失明や足の切断、腎不全といった極めて深刻な結果を招くことになります。生活習慣病というと、中高年なら誰もがかかる病気と軽視されがちですが、実態はとても恐ろしいものです。それだけに糖尿病は早期発見するに越したことはありません。
糖尿病にはどうやって気づく?
糖尿病は自覚症状が薄い
糖尿病は、ゆっくりと時間をかけて進行していくため、自覚しにくい病気といわれています。実際、糖尿病を発症してから数年後に初めて診断を受ける人が多くを占めます。自覚するのが遅れるということは、それだけ血管や神経へのダメージが蓄積することを意味するため、十分な注意が必要といえます。
定期的に検査を受けると効果が高い
2型糖尿病の検査は、30〜45歳の間に受け始めると良いでしょう。糖尿病のスクリーニング検査は、3〜5年ごとに受け続けることがもっとも費用対効果が高いという研究が、米国糖尿病学会(ADA)の研究者らによって発表されました。そうすることで「自覚した時には重症化していた」という事態を避けやすくなるのは間違いありません。
早い時期から検査を受けると恩恵を得られる
糖尿病は、中高年で発症リスクが急激に上昇する病気であるため、50歳くらいから検査を受け始めようと考えている方も少なくありません。この研究では、糖尿病のスクリーニング検査を受け始める年代についても調べているのですが、早い時期から受けている方が恩恵を得られやすいという結果も出ています。
具体的には、30歳から3年ごとにスクリーニング検査を受けた場合は、生存年数を6.3年延長できるが、45歳から3年ごとに受けた場合は、延長年数が5.33年にとどまります。糖尿病のスクリーニング検査を早期に受けることで、合併症などによる影響を最小限に抑えられるのでしょう。
プルチーノ歯科で検査が受けられる!
プルチーノ歯科ではスクリーニング検査を実施中
ここまでの説明で、糖尿病のスクリーニング検査の重要性についてはおわかりいただけたかと思います。プルチーノ歯科・矯正歯科神宮前院では、そんな糖尿病のスクリーニング検査を実施しておりますので、関心のある方はお気軽にお問い合わせください。
検査の内容(HbA1c迅速測定)
当院では、HbA1c迅速測定という糖尿病のスクリーニング検査を実施しております。患者さんの血液を微量、採取するだけで血糖値の状態をはかることが可能です。HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)によって過去1~2ヵ月の血糖値の状態を把握することで糖尿病にかかっているかどうかがわかります。強い痛みを感じることはありませんし、感染のリスクも皆無に等しい検査なので、気軽に受けることができます。
検査の流れ
STEP1:手指の消毒をします
STEP2:消毒した場所に穿刺、米粒大ほどの血液を採取
STEP3:専用器具に血液を採取
STEP4:測定
検査費用
プルチーノ歯科・矯正歯科神宮前院なら、HbA1c迅速測定という糖尿病のスクリーニング検査を無料で受けることができます。ご自身の血糖値の状態を知りたい、糖尿病のリスクを把握しておきたいという方は、いつでもお気軽にご連絡ください。糖尿病のスクリーニング検査についてご説明します。
実施日
毎月1~2回実施
なんでプルチーノ歯科では糖尿病の検査をしているの?
歯周病と糖尿病は密接に関連していると言われており、歯周病の治療をすると血糖コントロールが改善するという研究成果も数多く報告されています。
当院では愛知大学歯学部と連携し、歯科医院にて糖尿病の早期発見を行うことで、口腔内の環境改善はもちろんのこと、皆様の健康寿命に寄与して参ります。
プルチーノ歯科・矯正歯科神宮前院のご紹介
予防に力を入れている歯医者
プルチーノ歯科・矯正歯科神宮前院は、むし歯や歯周病といったお口の病気だけでなく、糖尿病も含めた全身の病気の予防に力を入れている歯医者さんです。食生活を始めとした生活習慣の指導も行っておりますので、お口や全身の病気を積極的に予防したいという方はぜひ当院までお越しください。
幅広い世代のお悩みにお答えします
当院は、小さなお子さんからお年寄りまで、幅広い年代の患者さんにお越しいただいている歯医者さんです。子どもの歯科治療や矯正治療に始まり、高齢の方の入れ歯治療や訪問診療にも対応しております。もちろん、むし歯や歯周病治療、親知らずの抜歯なども行うことが可能です。どのようなご要望にもお応えする自信がありますので、お口のことでお困りならまずはプルチーノ歯科・矯正歯科神宮前院までご相談ください。
丁寧な説明を心がけております
今回のテーマである糖尿病のスクリーニング検査の結果はもちろん、一般歯科の治療においても説明を丁寧に行うことを心がけております。検査や治療の説明でわかりにくいことがあれば、何でもお気軽にお尋ねください。患者さんに心からご納得いただけるまで、治療を始めることはありません。